タイトル:【閑話】電脳の悪夢から醒めて。アリアと愛犬と、自作PWAで巡る白浜への旅支度
概要:深いSF連載を終えた直後、現実の白浜旅行に向けて自分専用の「旅ログPWA」を自作したハッカー的エッセイ。
長い長い電脳の夢から醒めた気分だ。
約2週間にわたって連載してきたSF小説「自動運転の悪夢」シリーズ。
量子AIの幻肢痛、原子炉の崩壊熱、そして「共感の工学」……。極めて重厚なテーマを扱い、AIたちと共にプロットを練り上げ、インフォグラフィックとポッドキャスト音声を統合するという「特大デプロイ」を無事に終えた。
最後にLINGO-Qのフロントガラスに落ちた「一滴の波紋」の余韻を噛み締めながら、私はキーボードから手を離し、現実世界へと大きく伸びをした。
さて、電脳空間での任務は完了した。
次なるミッションは、現実の太陽の下にある。
4月下旬から出発する、「アリア(愛車の日産EV)と愛犬と行く、白浜ドライブ旅行」 だ。
帯に短し、襷に長しの旅行アプリたち
旅行の計画を立てる中で、ふと思った。
「この旅の記録を、どうやって残そうか?」
世の中には星の数ほど旅行記アプリやログアプリがある。しかし、どうにも私のユースケースに「カチッ」とハマるものがない。
今回の旅は、ただの観光ではない。「EVの電費と充電タイミングの記録」 と、「愛犬のトイレや水分補給の記録」 という、極めて特殊な2つのコンテキストが同時に走るのだ。
それに、大阪から白浜へ向かう紀伊半島の山道や長いトンネルでは、どうしても電波が途切れる(圏外になる)区間がある。クラウド同期前提のアプリでは、いざという時に「オフラインで記録できません」というエラーを吐いてしまう。
「ないなら、作ればいい」
SF小説でマスターが量子AIの心を物理法則で冷ましたように、私もハッカーとしての原点に立ち返ることにした。
PCを開き、Ubuntu上でAntigravityを立ち上げる。
自分専用のPWA「TripLog」を錬成する
私が選んだアーキテクチャは PWA(Progressive Web App) だ。
HTML, CSS, JavaScriptという枯れた(しかし強固な)Web技術だけで構成されながら、スマホのホーム画面にインストールでき、ネイティブアプリのように振る舞う。
何より、Service Worker と IndexedDB というブラウザの深層機能を使えば、「完全にオフラインの圏外の山道でも、GPS位置情報と写真を端末内にローカル保存し続ける」 という極めて堅牢な記録装置が作れる。
週末を使って、私は一気にコードを書き上げた。
ベースとなる地図とDBの処理の上に、今回の旅に特化した「クイックアクションボタン」を実装する。
- 🐶 トイレ
- 💧 給水
- 🍖 おやつ
- ⚡ 充電(タップするとバッテリー残量の入力欄が出る)
これなら、運転の休憩中や犬の散歩中でも、片手でワンタッチでログが残せる。 Astroで構築しているこのブログのpublicフォルダにそのままファイルを放り込むことで、デプロイも一瞬で完了した。
アイコンがホーム画面に鎮座する日
そして今日。
iPhoneのSafariからデプロイしたURLを開き、「ホーム画面に追加」をタップする。
画面に、私が用意した「TripLog」のアイコンがポンッと追加された。
タップすると、ブラウザのURLバーなどのUIが一切ない、完全な全画面アプリとして起動する。
私が私のために作った、世界に一つだけの旅行記録ツールが完成した瞬間だ。
電脳の悪夢(シミュレーション)を抜け出し、今度は現実の軌跡(ログ)を描く時が来た。
午後からは、大阪城公園の広大な敷地を歩き回り、Leaflet.jsで組んだ「青い点線のルート描画」が正しく動くか、実地テストを行ってくる。
AIの冷却系の話から一転、ひどく泥臭くて現実的なハックの記録になってしまったが、これもまた「工学の楽しさ」であることに変わりはない。
4月下旬の出発に向けて、アプリのデバッグと荷造りを進めよう。
白浜の海風と、アリアのモーター音、そして愛犬の足音が、今から楽しみでならない。
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(執筆協力:Gemini / 編集・監修:電脳古老)
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